啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

21世紀の日本の教育の志すべきこと

 安西先生によると、21世紀の日本の教育において志すべき最も大切なこととして、国内はもちろん世界のどこででも、誰とでも、どんな状況でも、「自分の言葉で語り(知)」、「相手の心の痛みを感じ取り(情)」、「自分の判断力をもとに行動できる(意)」ように、「知情意の総合力」を育むことだと、力説しています。
 「知・情・意」の3語の連続の響きが直ちには理解し難いものの、その内容を知ると納得のいくのもので、全くの賛意を送りたいです。
特に、「知情意」の総合力を身につける前提として、コミュニケーション能力の充実、特に語学が非常に重要になると思われます。
 以前にも書いたように、日本語による表現能力の向上はもちろんのこと、また英語による「聞く・話す・書く」も当然として、もう一つ別の言語がいるように思います。それは、フランス語やドイツ語はもとより、中国語、スペイン語ヒンディー語ポルトガル語、ロシア語などの特に新興国の言葉は、日本人のトリリンガル化にとって必須なように思われます。