総合科学技術会議の分野別総合PTという会議が、昨日の午前中にありました。
教授は、まだこの会議の専門委員を努めています。
深夜のニュースで、菅首相が科学技術予算を来年は、「私のわがままを少し聞いてもらいたい」とかで、少し増やす方向を総合科学技術会議で表明したようなことを言ってました。
第4期の科学技術基本計画が実質的に決定されました。
この第4期は、新成長戦略のグリーン・イノベーションとライフ・イノベーションの支援態勢といった位置付けです。
分野別といった概念は消えていますので、第3期との関係は非常に見えにくくなっています。
一方、基礎研究の充実と人材養成は第3期に比べてかなり明確に書いてあります。
また、第3期で達成されなかった総額25兆円についても、第4期の次の5年間で同額の25兆円が明記されました。
またも「絵に書いた餅」と読むか、よく「具体的な金額を、それも第3期と同額を盛り込めた」と読むかは、今後刷新され名称も変更されるであろう総合科学技術会議の主導権の在り方に大きく依存するものと思われます。