啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

8/22(日) パリ出発

 昨日、午後遅くに会議が終わりました。さすがに2日間の会議による缶詰状態は、どうしても外の空気を吸いたいと体が言っているような・・・。
 そこで、「少し街に出てショッピングでも」と思って街に出たものの、そして心地よいそよ風が少し吹いてくるところはあるものの、30分も歩かないうちに疲れてしまいました。大体パリの夏は暑いですが、もうピークは過ぎているのに、日差しは今もまだかなりきついです。
 できるだけ、騒がしいだけのシャンゼリーゼ通りを歩かないように、道を選んで歩いたのですが、ホテルが凱旋門の近くにありすぎて、どうして人通りの多いところで出てしまいます。その中でも、かなりの行列ができているお店がありました。他の多くのお店は、バカンスもあって閑散としているのに。
 噂の「ルイヴィトン」本店でした。よせばいいのに、ちょっと行列に並んで中に入りました。東洋人がかなりいるのに、聞こえてくるのは中国語ばかり。ここにも、日本経済の凋落が陰を大きく落としているのが見えました。
 しかし、過激な円高(1ユーロ=約108円)と12%の免税を考えると、どのバッグも日本定価のほぼ半分。これでは、お客さんは並ぶはず、・・・・。と言っても、日本なら得するのは分かるけど、きっと元もドル連動性を離れて、同じような元高なのでしょう。
 ただ、絶対価格が高すぎで、手に負えず。残念!(日本で32万円のバッグがわずか16万円と言われてもねえ。)ということで、「メルシー」と一言言って店を出て、すぐにホテルへすごすごと戻ってきた次第でした。
 どうも疲れたせいか、ホテルに戻って仮眠したつもりが、何と起きたのが、午前1時すぎ。現地時間の午後6時半から午前1時過ぎまでも寝ていた計算でした。素敵なディナーの本場のフレンチも食べずに・・。もう悲惨!さらに、というか、ついでに午前1時から現在の午前5時ころまで仕事をしてしまいました。
 午前7時には凱旋門のところに行って、時刻表のない空港行きのエールフランスバス・ライン2に乗ってシャルル・ドゴールへ一目散しなければならないというのに・・・。気分を取り直して、頑張って帰港の途につきます。まだホテルなのに、なんかもうパリ滞在は終わった雰囲気です。日本は日曜日の12時過ぎ・・。早く帰りたいです。