2012-11-29から1日間の記事一覧
広島大学の山本卓(やまもと・たかし)教授のDNA鑑定学会の特別講演「人工ヌクレアーゼ(ZFNやTALEN)を用いたゲノム編集研究の現状と可能性」は、出席者に大きなインパクトを与えました。 今後も、DNA鑑定学会にご協力をいただけるということで、山本先生のご…
「人工ヌクレアーゼによって誘導されたDNA二本鎖の切断は、主に非相同末端連結によって修復されますが、そこ過程でしばしば塩基の欠失や挿入が起こり、標的遺伝子がは破戒されます。また、標的遺伝子の相同配列を両端にもつ(GFPなどの)外来遺伝子を共導入す…
最近によく使われだした人工ヌクレアーゼが、ターレンと言われるものです。 ターレンは、標的な配列が比較的に自由に選択できる植物の病原性細菌キサントモナスのTALE由来ののDNA結合ドメインを利用したもので、Transcription Activator-Like Effector Nucle…
人工ヌクレアーゼとは、ゲノム上の標的配列に特異的に結合するDNA結合ドメインと制限酵素FokIのDNA切断ドメインを融合したキメラタンパク質のことです。 いままでよく使われていた人工ヌクレアーゼは、Zinc fingerをDNA結合ドメインとして利用したZFN (zinc-…
設計可能な人工制限酵素(人工ヌクレアーゼ)を用いて、ゲノム上の特定の遺伝子をノックアウトしたり、標識遺伝子をノックインする技術を、「ゲノム編集(Genome Editing)」といいます。おそらく、全面的なゲノム工学(Genome Engineering)に向かうための基礎とな…