啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

日本の大学の任期付き雇用問題: 大学崩壊の火種

もうYahoo ニュースを見た方も、多いのではないかと思います。2018年5/20(日) 11:45配信の朝日新聞デジタルによりますと、「大学教員、半数は非常勤 常勤も4分の1が「期限付き」」という見出しで、以下のことを発信しています。

「全国の大学の教員のうち約半数は非常勤で、常勤の専任教員も約4分の1が「特任」「特命」などの形で任期付き雇用となっていることが、朝日新聞河合塾の共同調査「ひらく 日本の大学」で分かった。一般企業と同様、非正規や有期雇用が増えている形で、教育や研究の安定とともに、こうした教員の処遇が今後の課題となりそうだ。」

 「調査は昨年、国公私立大751校を対象に実施した。この質問に回答した659校の教員をみると、本務者(専任教員)は16万9458人、兼務者(非常勤教員)は延べ16万9164人でほぼ同数。ただ、非常勤教員は複数の大学をかけ持ちしている例もあり、延べ人数となる。また、専任教員のうち、任期付きは4万4401人だった。任期なしの専任教員は12万5057人で、全体に占める割合は約36・9%だった。」

この問題は、非常に深刻で、将来的には大学崩壊の火種になる可能性があります。

(引用: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00000018-asahi-soci )