啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

Red Palm Weevil (RPW) Beetle 会議

Red Palm Weevil (RPW) Beetle に関する国際会議が、本日朝からKAUSTで開催されます。
Red Palm Weevil Beetleというのは、デイツのヤシの木につく害虫です。これを早期に検出して退治する方法について議論する国際会議が始まります。
成田空港からサウジアラビアに戻る飛行機のジッダ国際空港に到着するのが、現地時間で朝9時半頃。どんなに急いでもKAUSTへの到着が午前11時。したがって、ジッダ国際空港からKAUSTの会議場に直行です。

Red Palm Weevil Beetle: ヤシオオオサゾウムシ (椰子大長象虫)
ヤシオオオサゾウムシ(椰子大長象虫、学名 Rhynchophorus ferrugineus)は、コウチュウ目(鞘翅目)ゾウムシ上科オサゾウムシ科に分類される昆虫の一種。」
「東南アジアとオセアニアの熱帯域に分布する大型のゾウムシで、ヤシ類を枯死に至らしめる害虫として知られる。20世紀末頃からは日本の西日本、中東、ヨーロッパ各国まで分布を広げており、外来種としても警戒されている。」
「成虫の体長は30mm-40mmほどで、オオゾウムシよりさらに大型である。体はやや上下に平たく、体表にはあまり凹凸がない。体色は背面がつやのない橙色、腹面がつやのある黒色をしている。前胸部は卵形で、背面に黒い斑点が数個現れるが、模様は個体差があり様々なパターンが存在する。」
「鞘翅は黒く縁取られ、縦溝が走る。脚はがっちりしていて、脛節の末端に内向きの鉤爪がある。掴まる力も強く、指などにしがみつかれると鉤爪が食いこんで痛みを感じるほどである。」
「大型で鮮やかな体色のため、近縁種が居ない日本やヨーロッパなどでは容易に同定できるが、新しく侵入した地域では文献が追いつかず、図鑑などに記載されていない場合がある。」
「生活史
成虫はヤシ類の成長点付近を大顎で齧って穴を開け、長さ3mm、幅1mmほどの白いソーセージ形の卵を産む。一匹のメスの産卵数は200-300個ほどとみられる。」

「卵から孵化した幼虫は他のゾウムシと同様に脚がなく、太いイモムシ形をしている。幼虫はヤシ類の成長点付近の組織を食べて成長するが、一つの株に多数の幼虫が食いこむと成長点が激しく食害されて植物体の成長が止まり、食害が進んだ葉柄が次々と折れ、やがて株そのものが枯死するに至る。」

「終齢幼虫は体長60mmほどに達する。充分に成長した幼虫は周囲の繊維質を固めて楕円球形の繭を作り、その中で蛹になる。」
(引用: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヤシオオオサゾウムシ)