啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ジッダ市内の発展続く

同僚の家族と一緒に車で、久し振りにジッダ市内ショッピング・モールに連れて行ってもらいました。特に、レッドシー・モールは、外観も複雑で綺麗なネオンが貼りめぐされた壁で改修されていただけでなく、売り場面積を拡張する工事が続いていたのです。つまり、サウジアラビアの人々の購買意欲は衰えていないのです。
原油価格の下落やイエメンおよびシリアとの戦争のため、急速に悪化した国家の財政事情を考えると、人々の購買意欲や経済活動が減速していないことをどう説明したらいいのか。
おそらく、国家財政事情は厳しい事には違いはないのですが、今まで溜め込まれて来た資産は人々にはまだあるという事なのでしょう。つまり、まだこの国には大金持ちや小金持ちがたくさんいるという事でしょう。それが、経済を回しているのかもしれません。
国は、いよいよ消費税の導入を来年あたりから検討しているというニュースが出ています。これは、完全無税のこの国としては、かなり画期的なことです。ある意味、普通の国に向かう必須なプロセスなのでしょうが、大きな変革の波が人々の暮らしにどう影響してくるのか、注意深く見守って行く必要があります。