啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

元共同通信記者の参院立候補の意味

共同通信の政治部記者であったA氏が、自民党から比例区で立候補したという動画が、インターネット上で駆け巡っていました。
このA氏は、ユーチューブなどの動画サイトでは、その意見の内容は別として、オピニオンリーダー的な位置を持っているようにみえる。テレビも時々出ておられるし講演もよくやっておられるようだけれども、基本的にはインターネット上での訴求効果を強く持っておられる人物のようです。
テレビや新聞にもまして、そしてもちろん講演にもまして、インターネット上での露出がどこまで大きいかが、重要な知名度のインディケーターになってきた感を強く受けます。つまり、インターネットの、特に動画などのビジュアル的なメディアは、明らかに政治のあり方を大きく変えるように思われます。
特に、18歳以上の若者達に選挙権が与えられた現在、インターネットというメディアをどう使って自身の意見を伝えるかは、ソーシャルメディアを使った密告社会の拡大や「アラ探し」の充満に向かうより、大事なことのように思われます。
いわゆる放送と異なって、インターネットでは自由な意見が言える分、その責任も重く、その意見を聞く方も自身の判断力が強く求められるので、思ったより気楽ではない状況が存在しているように思われます。