啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

PLoS GeneticsのEditors会議

 PLoS GeneticsのEditors会議が、イギリスのケンブリッジ大学で開催され、これに出席しました。教授は、PLoS Geneticsが創刊されてまもなくAssociate Editorになりまして、その時は10人も居なかったように思います。いまや、130人にもなる大きなEditor集団を構成するまでになりました。
  大きな議題は、生命科学でも、BIoArchiveといったプレプリントのweb出版を認めるか認めないかで、大きな議論となりました。つまり、物理学やコンピュータサイエンスのように、学術雑誌に投稿する前に、プレプリントの段階で共通のweb siteで発表するもので、若手の研究者には非常に有利に働くだろうということになっています。
 しかし、バージョン管理や優先権の問題など、生命科学で根付いていくかが大きな議論となっています。この問題は、もっと大きな波紋と共に熱心な議論が展開されていくものと思われます。要注意と言ったところでしょうか。