啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

知能指数を高める遺伝子

少し古いニュースになりますが、たまたま興味深い記事を見出しました。

2007年11月07日08:20(シカゴ/米国)発のAFP電に寄りますと、「「知能指数を高める遺伝子」を特定、研究報告」との見出しで、以下の記事を打電しています。若干、刺激的です。
「【11月7日 AFP】母乳で育った子どもが持つ「知能指数(IQ)を高める遺伝子」を特定したとの研究が、5日発行の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。

 米デューク大学Duke University)と英ロンドン大学キングスカレッジ(King’s College)のテリー・モフィット(Terrie Moffitt)教授(心理学・脳科学)の研究チームは、英国とニュージーランドで母乳で育った3000人以上の幼児を対象にIQを調査した。すると、「FADS2」と呼ばれる特定の遺伝子を持っている幼児のIQが平均6.8ポイント高いことが分かった。

 この違いは、社会経済的要因、母親のIQ、出生時の体重、妊娠年齢などの要素を排除しても成立するという。

 また、母乳で育った子どもの90%がこの「FADS2」を少なくとも1つは持っていたという。

 教授は「知能の決定要因をめぐる議論は、少なくともここ100年間は『生まれつき』か『育つ環境』かだったが、今回の研究で両方がともに作用することが分かった。今回、違いの原因となる生理学的メカニズムを示すことで、この議論に終止符を打つことができる」と語った。(c)AFP」<引用; http://www.afpbb.com/articles/-/2308062?cx_part=ycd >