啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2015年のノーベル医学生理学賞は、北里大学の大村智教授へ

北里大学大村智教授の2015年のノーベル医学生理学賞のご受賞を心からお祝い申し上げます!

「 微生物が生産する有機化合物の研究でノーベル医学生理学賞に選ばれた大村智さんは、大学卒業後に定時制の高校教諭を経て研究者となった。芸術にも造詣が深く、女子美術大の理事長を務めるなど、異色の経歴を持つ。自らの研究成果から得た収益を基に、病院や美術館を建設するなどの社会貢献も実践してきた。
 1935年、山梨県韮崎市の農家の長男として生まれた。幼いころからスポーツが得意で、学生時代はスキーのクロスカントリーで国体に出場した。地元山梨大を卒業後、いったん東京都内の定時制工業高校の教諭として働き始めるが、研究者の道へ進むことを決意し、東京理科大の大学院に進学。「昼間は勉強、夜に授業、土日は実験」という生活を送った。
 大学院修了後に助手として戻った山梨大で、ワイン酵母によって一夜のうちにブドウ糖がアルコールに変わる様子に、微生物研究が秘める可能性を確信。65年に北里研究所に移り、抗生物質の研究に打ち込んだ。
 71年から客員教授として米国に1年余り留学。研究費を得るために、大手製薬会社メルク社との共同研究を開始し、79年に「エバーメクチン」を発見した。
 ここから得た多額の特許使用料を基に、89年、埼玉県北本市に北里研究所の付属病院を建設。07年には、自身が収集してきた絵画などを公開するため、地元韮崎市韮崎大村美術館を設立した。(2015/10/05-23:46)」
<引用: http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015100500849&g=soc >


Announcement of the Nobel Prize in Physiology or Medicine 2015< https://www.youtube.com/watch?v=kxBe5t3V2e0 >

2015年のノーベル医学生理学賞受賞の公式文書
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/2015/press.pdf


北里大学のホームページ
https://www.kitasato-u.ac.jp/news/n20151006