啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

杜撰(ずさん)

「杜撰」は、「とせん」とは読みません。「ずさん」と読みます。
宋時代の詩人の杜黙(ともく)の詩文である「撰」が規則外しのものが多かったことから、「杜撰」が生まれたと言います。
理研の再生研の例の人事を巡って、「杜撰」との言及が改革委からなされたと報道がされています。
論文不正の問題自身とは少し異なる局面の問題だけに、大事な判断が必要になると思われます。特に、世界トップレベルの研究者を集める人事に成功している研究所の人事の実績にも目を向ける必要があるように思います。<引用:http://dictionary.goo.ne.jp/smp/leaf/jn2/118181/m0u/>
「[名・形動]《「杜」は宋の杜黙(ともく)のこと、「撰」は詩文を作ること。杜黙の詩が定形詩の規則にほとんど合っていなかったという「野客叢書」の故事から。「ずざん」とも》
1 詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。また、その詩文。
2 物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。「―な管理」「―な計画」」