啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ベンガジ・スキャンダ (Benghazi Scandal)

ベンガジとは、アフリカのリビアにあるトリポリに次ぐ大都市のことです。
このベンガジにある米国総領事館リビアの反イスラム教的な映画に抗議するデモ隊を中心とした群衆の焼き打ちにあい、たまたまトリポリから出張に着ていた米国の駐リビア大使も死亡する事件が2012年9月11日にありました。
当初デモ隊の跳ね上がりが偶発的に起こした事件との分析でしたが、後に非常によく計画されたテロ事件であったことが発覚します。これは、オバマ政権におけるインテリジェンスのまずさとして捉えられ、死ななくてもいい人達を死なせてしまったとして、委員会が立ち上がって事実関係の究明が行われようとしているところです。
これを、「ベンガジ・スキャンダル」 (Benghazi Scandal)と言います。<引用:http://ja.m.wikipedia.org/wiki/2012アメリカ在外公館襲撃事件>
「2012年アメリカ在外公館襲撃事件(2012ねんアメリカざいがいこうかんしゅうげきじけん)は、アメリカ合衆国で作成された映画"Innocence of Muslims"(イノセンス・オブ・ムスリム)がイスラム教を侮辱するものとして、これに抗議するためエジプトやリビアなどアラブ諸国アメリカの在外公館が2012年9月11日以降、次々に襲撃された事件である。一連の襲撃事件で、在リビアアメリカ領事館ではクリストファー・スティーブンス駐リビア大使ら4人が殺害された。公務中のアメリカ大使が殺害されるのは、1979年に駐アフガニスタン大使だったアドルフ・ダブス(英語版)が殺害されて以来のことであった。
エジプト、リビアを発端とした反米デモは他のイスラム諸国にも波及することとなった。またスーダンでは、批判の対象はアメリカだけではなく、イギリスやドイツなどといったヨーロッパ諸国にも向けられた。各国の治安部隊が在外公館への侵入を許したことは、2010年末からのアラブの春により強権体制が崩壊した影響で、治安維持能力が低下したことを浮き彫りにした。」