啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

奥の細道(松尾芭蕉)

 「月日(つきひ)は百代の過客(くわかく)にして、行きかふ年(とし)もまた旅人なり。」
芭蕉の「奥の細道」の冒頭の一文。時の流れの無常観を説くこの一文の意味を、親友の研究者が教えてくれました。「百代の過客」と「旅人」という言葉に、人との出会いとさすらいの人生が重なって、確かに心に響きます。