黒田東彦・アジア開発銀行総裁を次期日銀総裁に、岩田規久男・学習院大教授と中曽宏・日銀理事が新副総裁に充てるなど政府が提示した日銀の正副総裁人事案が、3月15日に国会で承認されました。
いよいよ「物価上昇率2%」のインフレを目指して、一層の金融緩和策が行われるようです。つまり、お札(日銀紙幣)をどんどん刷って国債という国家的な借金を買い戻すわけですから、お札の価値が減じてくる高校に向かうのは、素人とでも分かります。つまり、「脱デフレ政策」としてインフレが不可避的に起こってきます。
これを、「レフレ(レフレーション)」という範囲の正当なインフレで済むのか、あるいは制御不能な国債の金利上昇が起こり「ハイパーインフレ(ハイパーインフレーション)」の状況にまでいってしまうのか、このあたりが、日本の将来にとって正念場と言えるのでしょう。