啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ハイキングで鑑賞したい「この山この花」

 教授は、若いころ、大分県九重山に20回を超えるほど登りました。
毎年4月から6月にかけてピンクに染まるミヤマキリシマは、時折濃霧に見舞われても、ぼんやりと見えるそのピンクの色の塊を手掛かりに山道を歩いた思い出は、鮮明な記憶として今も残っています。
 当時は「ワンダーフォーゲル」部といった山歩き専門の大学のクラブもありましたが、そのクラブにも入らず、独自の友達と九重山に登ったものです。
 その親友の一人が昨年の夏、食道がんで不帰の人となりました。

ハイキングで鑑賞したい「この山この花」のベスト10です。
第1位 尾瀬ミズバショウ(福島・新潟・群馬県
第2位 高尾山のタカオスミレ(東京都)
第3位 大雪山のエゾコザクラ(北海道)
第4位 御岳山のレンゲショウマ(東京都)
第5位 礼文島のレブンアツモリソウ(北海道) 
第6位 九重山のミヤマキリシマ(大分県
第6位 伊吹山シモツケソウ(滋賀・岐阜県) 
第8位 白馬岳のウルップソウ(富山・長野県)
第9位 秋田駒ヶ岳のタカネスミレ(秋田・岩手県
第9位 剣山のキレンゲショウマ(徳島県
(引用:日本経済新聞2013年2月23日(土)夕刊「NIKKEIプラス1」)