啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

13年度予算案:ウナギ研究費1.5億円

 2013年01月30日付けの毎日新聞によると、ウナギの生態や遺伝情報を調査して養殖技術の向上を目的とする「ウナギ供給安定化事業」に約1億5000万円がつく見込みのようです。
 ウナギの産地で有名である愛知県の大村秀章知事が要望に従ったものと報じています。
 
<引用:毎日新聞 2013年01月30日 00時51分(最終更新 01月30日 00時54分; 三木幸治)>
「政府が29日閣議決定した13年度予算案で、歴史的な不漁が続くウナギの生態や遺伝情報を調査し、養殖技術の向上を目指す「ウナギ供給安定化事業」に約1億5000万円が計上された。水産庁によると、前年度予算の7.5倍で、ウナギ養殖では過去最高額になるという。全国有数のウナギの産地である愛知県の大村秀章知事が要望していた。
 事業は、生態が判明していないシラスウナギ(ウナギの稚魚)が出現する時期や分布状況、分布量を初めて全国調査。遺伝子を研究し、養殖に適したウナギなどを選別する手法を開発する。さらに、従来は輸入量が少なかった東南アジアやアフリカのウナギについても養殖方法を確立するという。
 水産庁などによると、シラスウナギは09年に約25トンの漁獲量があったが、過去3年は9トン程度で推移。国内養殖ウナギの出荷価格は昨年4月に1キロで5000円を記録し、前年同期比で7割上昇するなど高騰している。」