啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

UniProtの代表者が交代

 教授は、もう10年近く、UniProtのサイエンティフィック・アドバイザーをしておりますが、PI (Principal Investigator:プロジェクト代表者)がRolf Apweiler博士から、今年中にサンガー研究所のAlex Bateman博士に交代することが発表されました。AlexはEBIに移動するとのことでした。
 Alex Batemanは、Pfamデータベースで有名になりましたが、若くて有能なようです。夜にマルクト広場の伝統あるレストランで夕食会がありました。たまたま隣になったAlexが、私に近くにあった紙を使ってDNAの2重らせんモデルを作ってくれました。ざれごとの戯れぐらいにしか思っていなかったら、何と計算幾何を用いて独自に「Origami」をデザインするほとんどプロと分かり、参加者の多くからリクエストを受け、そのうまさにレストラン側からもっと静かにして欲しいというクレームが来るほど、盛り上がっていました。
 Alex Batesman博士は、「Origami」でタンパク質構造を作成するのがチャレンジと言っていました。
 それにしても、「Origami」の世界的人気にはびっくり。「Sushi」の次は「Origami」で、この日本旋風が静かに吹いているようです。