啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「芸亭(うんてい)」

 西暦762年、当時の平城京に、日本最古の図書館が誕生したと言われています。公郷であった石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ)が旧居に寺院を建立し、その片隅に私蔵の書物を公開するため、書庫を設けたのが我が国の図書館の始まりと言われています。その書庫の名前が、「芸亭」だったのです。
 今日の図書館の機能というか存在意義が大きく変わろうとしています。
(参考引用:「図書館の行く先」吉原徹:Agora August & September, 2012, pp44-8)