オリンピックと言えば、今ならもうすぐ始まるロンドン・オリンピックのことですね。我が国でも、金メダルを何個獲得するかのために、いわゆる「オリンピック作戦」が各種目でねられています。
しかし、このオリンピック作戦とは内容が全く異なる「もうひとつのオリンピック作戦」があったのです。
1945年11月1日に予定されていた九州南部への上陸作戦が、「オリンピック作戦」です。関東地方上陸の作戦(「コロネット作戦」)の実行のため、飛行場確保が最大の目的で、九州北部への侵攻を目指すのではなく、占領した沖縄を通して兵力投入を九州南部の航空基地から直接関東地方に投じることを可能にするためであったと言われています。
約72万人の兵力と約3000機の航空機の動員を確保される予定でした。