啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

世界最年少のMD・PhD

 米国のシカゴ大学の矢野祥さんは、現在21歳で、2012年6月9日に同大学開校以来の最年少で医学部を卒業したとの報道がありました。IQが200を超える「天才少年」として、日本のテレビなどでも子供のころから再三放送されていたので、覚えておられる人も多いかもしれません。
 9歳で地元のロヨラ大学に入学し12歳で卒業、同じ年にシカゴ大学大学院に進んで18歳で生物学で博士号(PhD)を取得。そして、医学部に進み、このたび卒業(医学士(MD)を取得)。まさに、米国でいう秀才の代名詞「MD・PhD」です。教授も知る限り、米国でも頑張って20歳台後半で取得できるのが普通と思います。祥さんは、日本人の父の桂さんと韓国人の母の慶恵(ギョンヘ)さんとの間に生まれた日系米国人とのこと。 
 たしかに、「十歳(とお)で神童、十五歳(じゅうご)で才子、二十歳(はたち)過ぎればただの人」とは、大きく異なる逸材のようです。 将来が非常に期待されます。