啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

遺伝研の桜・見ごろはいつ?


 まだまだ、遺伝研の桜の見ごろがわかりません。
 しかし、昨日今日あたりから、桜の花がかなり咲き始めました。
 今週末から来週中が見頃でしょう。
 遺伝研坂下から遺伝研に続く桜並木も、今日辺りからパァと咲き出しました。これらの桜は、ソメイヨシノです。
 遺伝研内にある桜の多くは野生原種で、八重の山桜が多いです。
 約50年前に、遺伝研の竹中要という博士が、ソメイヨシノの起源を探る研究のため、日本 全国から収集したものです。教授の記憶に間違いがなければ、全部で約350品種も存在します。
 4月4日(土)に予定されていました遺伝研の一般公開は、残念ながら中止されましたが、今年も、遅咲きながら、桜は花を咲かせてくれるようです。
 竹中要博士が育種した「三島ザクラ」は、箱根に向かう国道1号線で塚原新田よりから南に向かっておりてくると遺伝研敷地の角に行き当たりますが、そこに豪華に咲き乱れる大きな桜が、「三島ザクラ」です。=>(この項訂正: 遺伝研の正面玄関から右手に婉曲しながら生命情報DDBJ研究センターに向かう駐車場の入り口付近の桜でした!お詫びして訂正します。) 
 遺伝研の外からあるいは車からも、あまりに見事で華麗な桜ですので、見落とすことなくよく見えます。交通に気をつけて、機会のある方は遺伝研敷地外からご覧ください。(申し訳ありませんが、近隣の交通事情を考慮して、一般の遺伝研敷地内の入場はできなくなっております。)
 まもなく、財団法人・遺伝学普及会から、森林総研のご協力の下、「遺伝研の桜」という素晴らしい本の最新版が出版されます。ご興味のある方は、財団法人・遺伝学普及会にお問い合わせください。