啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

大型研究計画の提案

 この国の財政逼迫の中、初めて「科学技術予算総額」が「公共事業予算総額」を抜いた歴史的な年度が、来年度予算らしいです。
 非常によかったと言っていいのか、なんかコメントしたほうがいいのか、非常に複雑な印象を持ちます。
 むろん、大型研究計画は、国として科学技術を推進する政策として必須です。ただ、どういう方向を向いて行うのかが十分に見えていないのが、複雑な心境をもたらしているのかもしれません。
 これには、研究者も責任があると思います。やはり、それぞれの立場は異なっても、どんどん将来的な方向性、つまりビジョンの提示を積極的に行っていく必要性を、ひしひしと感じています。