啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

昨深夜に珍しく雨

昨夜寝る前に窓の外を見ると、雨。雨が降っていました。
サウジアラビアでは、1年に数回しか降らない雨が、しかも夜に降っていたのでした。
最近は、午前4時半頃に起き仕事を始め、午前6時半頃には外にウォーキングに行くので、外の道路に水たまりができていることを発見致しました。このことからも、昨夜はそれなりの雨が降ったと思われます。

早朝の雲多い空にも朝日が昇る

昨夜の雨のせいか、早朝の空には雲が多く浮かんでいました。いつも晴天空の日が多いのですが、日本の春や秋の空のように、雲多い空もオツなものです。
その雲多い空にも負けないように、にょきにょきと朝陽が昇る様は、中東の活力を象徴するような力強さを感じざるを得ません。

日は東に、月は西に

「菜の花や 月は東に 日は西に」という俳句は、1774年(安永3年)に与謝野蕪村が現在の神戸市灘区にある六甲山地の摩耶(まや)山という山を訪れ、沈む夕陽を見て詠んだと言われています。
この夕陽の状況とは逆に、サウジアラビアの東の空にニョキニョキと朝日が昇り、西の空にはうっすらと月が見えました。この「日は東に、月は西に」は風情があるのかないのか分かりませんが、まあ、全天に太陽と月が同時に見える状況は、なんとなく有り難く思われ、偶然にもよく見えたなあと思ってしまいます。

サウジアラビアの朝の空に浮かぶ月。