啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「いとしいとしというこころ」(続き)

本ブログの2015年4月15日付の記事で紹介させていただきましたが、小林旭さん(76歳)と浅丘ルリ子さん(74歳)の昨年発売されたデュエット曲「いとしいとしというこころ」を、時々聞いています。お二人の全国ツアーも始まっているとのことです。教授よりははるかにご年配のお二人ですが、この行動力にまずは敬意でしょう。特に、同年代の方々を大いに勇気付けるものと思われます。
(http://d.hatena.ne.jp/tgojobor/20150415/2015041701)
(歌・引用:https://m.youtube.com/watch?v=mN4DPtO-ZSk>)


ところで、赤恥を晒すようですが、「いとしいとしというこころ」というのは、「愛しい年という心」かと思っていました。ところが、先日、はまむらじゅん(浜村淳)さんがアップされているラジオ番組の録音で、見事に解説してくれていました。
「いとしいとしというこころ」というのは、「糸し糸しと言う心」という意味であると。なぞなぞのようになってしまいましたが、この謎を解く鍵は漢字にありました。つまり、「恋」という漢字の旧字体は「戀」というようになります。もうお分りですね。

昔の「都々逸(どどいつ)」か「端唄(はうた)」に、「戀(こい)という字を分析すれば、いとしいとしというこころ(糸し糸しと言う心)〜🎶」というのがあるとのことです。70歳代の遊び慣れた方々には、すぐに分かる言葉のカラクリとか。

亡くなる前に作った作詞家の阿久悠さんの「粋な」70歳代の方々へのプレゼントだったのかも知れません。