啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

台湾南部地震(台南・高雄): 「頑張れ、台湾!」

本日2016年2月6日の早朝に起きた台湾南部の台南・高雄での大地震で、台南にある国立成功大学(NCKU)の共同研究者に安否を心配して連絡を撮り続けていましたら、たった今連絡がありました。多くは元気で大学のキャンパスも大丈夫とのことで大変安心しました。

旧正月の元旦を2月8日に迎えようとしながらも、今から大学の学生寮を被災者の方々に解放し、救援体制に入るとのことでした。それにしても、とてつもない揺れで、「後もう1分続いていたら、やられていたと思う。」とのことでした。
国立成功大学は、長年に渡って共同研究を行っており、現在も教授は名誉招聘教授をしています。そして、先月には台南のこの大学を九大の教授の先生と訪れたばかりでした。また、2年前に名誉学位までいただいています。したがって、多くの友人がいて、大変心配しています。多くの方々の無事を祈るとともに、支援で役立つことは何でも協力したい気持ちです。

[美しい国立成功大学のキャンパス:2016年1月5日撮影]


インターネットやデジタル新聞ニュースよりも、Twitters の方が時々刻々の現地の情報が入って来て、現地の様子がよく分かります。画像も豊富です。そのTwittersで多くの日本人の人達が、「東日本大震災のときに世界一(救援金は世界一の高額だった)の支援救援を行ってくれた台湾の人達に、今度は我々が支援する番だ!」とか、「台湾、頑張れ!」というメッセージが数多く発信されているのを見ると、感動します。是非、恩返しがしたいです!
日本も安部首相が全面支援のメッセージが馬総統に送られ、中国も全面支援の準備があることをいち早く表明した、というニュースが流れていました。

心から、被災者の方々の安全と早急なる救援を祈るばかりです。


[国立成功大学 生命科学部の玄関: 2016年1月5日撮影]