啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

学術コミュニティの合意形成ととは

 「学術コミュニティの合意」がなければ、大きなプロジェクト計画は実現しないと、最近よく言われます。
 また、大学を始め研究機関の存在意義も、学術コミュニティのニーズや合意が前提条件となっています。
 ただ、問題なのは、学術コミュニティの定義です。教授も現在日本遺伝学会の会長をさせていただいておりますし、日本学術会議でもいくつかの分科会にも出席せねばなりません。
 多様な学術コミュニティにおいて、特に生命科学はそうでしょうが、厳密な定義は要らないのかもしれません。
 「お手盛り」ではない何かの担保。それが求められているのでしょう。一方、アプリオリで凛として永続的な研究機関もあるべきのなのですが、その制度設計にもっと工夫がいるということと思われます。