啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(土) カルボナーラとアル・シチリアーナ

 サウジアラビアの大学KAUSTの食堂(カフェテリア)は、ダイナー(Diner)といいます。

今、現地はラマダンの真っ只中ですが、この食堂だけはモスラムでない人々のためにいつも開いています。ランチで利用することが多いのですが、いわゆる日替わりの定食メニューが定番です。一人16SAR (サウジリアル)で、1 SARが日本円で約30円ですので、大体590円です。いろいろ選べて、メインにサラダ、スープそしてデザートまでついて約500円ですので、お得感は半端ではありません。

 しかしながら、もう10年近く現地にいますと、その選べるオプションもわかってきて、さすがに飽きてきます。そこで、最近ハマっていまるのがパスタ。パスタは目の前で作ってくれるので、多少時間がかかるのと、最低30SAR (約1000円)はしますので割高感はあるものの、さすがにできたてのため美味しいです。

 カルボナーラばっかりを頼んでいたのですが、野菜があまり入っておらず、クリームとチーズがたっぷりなので、最近もう少し野菜が多いパスタに変えて見ることにしました。

スクリーンメニューに「Al Siciliana」(アル・シチリアーナ」とあるので、何も分からずこれを頼んだら、野菜たっぷりでとての美味しいスパゲッティでした。今では、毎日これを食べています。

 大体、イタリアにこういうパスタがあるかどうか分かりませんが、そして単に「シチリア風」ということかもしれませんが、このトマトソースとクリームソースを混ぜたのがお気に入りとなっています。

 どうも、「シチリアーノ」というのは音楽のジャンルでイタリアのシチリア音楽を指すようですが、現地のこのパスタはどこまでオリジナルに忠実か気になるところです。

 とりわけ、この食堂では「ミソスープ」というスープがありますが、味噌は全く入っておらず、味噌汁とは似ても似つかぬ様相になっています。