日米首脳会談が実現して、日中外交の舵取りの難しさなどがマスコミの話題を独占している昨今ですが、今回の菅首相の訪米での実務的な大きな成果はファイザー製ワクチンの確保に成功したことかもしれません。
本日2021年4月20日22:22発信の毎日新聞記事(デジタル版)によりますと、「ファイザー製ワクチン 日本への追加供給は5000万回分」という見出しの下、以下のような記事が出ています。(横田愛記者、矢澤秀範記者)
「新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、政府が米製薬大手ファイザー社との間で合意した追加の供給量が5000万回分になることが20日、明らかになった。ファイザーからは既に契約している分と合わせて9月末までに計1億9400万回分の供給を受けることになる。」
「国内で実用化されているのは現在ファイザーのみだが、政府はいずれも薬事承認審査中の米モデルナと5000万回分、英アストラゼネカと1億2000万回分の調達契約を結んでいる。アストラゼネカについては、欧州で接種後にまれに血栓が生じた事例があり、厚生労働省での審査の難航が見込まれていた。」
「政府は、ファイザーと5月にも承認が見込まれるモデルナの2社分で、国内の接種対象者に必要な数量をまかなう必要があると判断。今回の合意で、9月末までに2社から計2億4400万回分、1人2回接種のため1億2200万人分を確保したことになる。」
「政府は、現在ファイザーが接種対象とする16歳以上の人口を約1億1000万人と見込む。一方、ファイザーは米国での追加の治験で12~15歳にも有効とする結果を公表しており、厚労省は接種対象の年齢を広げることも視野に入れる。その分、追加でワクチンが必要となるが、厚労省幹部は「そこまでカバーできる数量を確保した」と話す。」
引用:
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3e014c78541c068534133766e32f61e61851b6
この記事の通りだとすると、後は時期の問題だけになります。
国際的な公平さから言うと、感染者数が多かったり感染者数の増加率が高かったりする国々に優先的にワクチンは配布されるべきものと思います。しかし、本気で東京オリンピックを開催するとすれば、やはり日本でのワクチン接種を非常に急ぐ必要があり、その理由づけは十分に納得されるものと思います。
警察の警備体制などを始め、いろいろな方面で東京オリンピック開催の方向で既に動いているので、開催の可否を最終決定するデッドラインは刻々と迫っているよjに思われます。
いずれにしても、これからの新規感染者数の動向に大いに注目がされるところです。