啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(日) CNN「バイデン氏勝利」53% FOXは「トランプ氏」62%

米国の大統領選挙の2回目で最後の直接の討論会が終わり、討論会だけから見た勝敗がマスコミによって異なることが分かりました。

 

CNN「バイデン氏勝利」53% FOXは「トランプ氏」62%


ということのようです。
 CNNとFOXでは支持者が異なる視聴者がそれぞれに多いということでしょうが、票の開き方からすると、第1回目の討論会のバイデン候補圧勝だったのに、第2回目の討論会はトランプ候補が辛勝と言えそうです。
 つまり、先週くらいまではニューヨーク市場のダウ平均も、バイデン候補が実際の大統領選では勝利するということが織り込み済みで株価が変動していると言われていたようです。
 しかし、ここに来て潮の流れが少し変わってきたように思われます。つまり、第2回の討論会では、バイデン候補の「失言」が目立ち、実際の票の行方が分からなくなってきた感が出てきました。
 石油産業への攻撃だったり、次男の海外取引スキャンダルだったり、増税だったりと、バイデン候補が選挙の直前に来て失点を重ねており、前回の大統領選でヒラリー候補が討論会では優勢だったのに、実際の大統領選では負けてしまうという4年前とほぼ同じことが起こる可能性も出てきたように思われます。
 つまり、少々乱暴だし口の利き方も好感が全く持てないけれでも、「強いアメリカ」を標榜するトランプ大統領は、根強い人気があることが予想されます。特に、「隠れトランプ」と言われる人達が、実際の投票行動で「トランプ支持」を実践すると、「トランプ大統領の逆転再選」はあり得るという可能性が出てきたようにも思われます。
 したがって、思わぬどんでん返しでトランプ大統領の再選もあり得るかも知れません。