啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

ウグイスの鳴き声は「求愛」あるいは「縄張り宣言」?

娘の素直な質問に自信をもって答えたのに、「あれ、本当に「縄張り宣言」だったけ?たしか、ホトトギスの鳴くのは縄張り宣言でだったので、混乱したかなあ」と急に自信がなくなりました。
 そこで、wikipeidaで「ウグイス」の項をみると、「ウグイスの鳴き声は縄張り宣言」と書いてあります。しかし、wikipediaもときどき不正確な記載があるので、もう少し調べてみますと、たしかに多くの別の解説記事には「ウグイスの鳴き声、とくに春先の鳴き声は「求愛」」と記載されています。
 これはどういうことでしょうか?生物学者としては、お恥ずかしい話ではありますが、少し混乱してしまいました。
 どうも、(ウグイスのオスの鳴き声ですけれでも)
(1)春の繁殖期に「ホーホケキョ」と聞こえる啼く声が「求愛」、
(2)春の繁殖期に「ホーホホケキョ」と「ホ」が一回余分にある啼く声が「縄張り主張」、
のようです。
 このほか、繁殖期以外で「チャッチャッ」と藪の中で啼く声のが「地鳴き」、 「ピュルルルル、ケキョケキョケッキョケッキョ・・・」という〜いわゆる谷渡りと呼ぶ啼く声が「ストレス」の表現とのこと。(参照:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1216100392
 上述の見解は専門家の言及ではないので要注意ですが、 たしかに説得力がありますね。
なお、ウグイスの巣への托卵で有名なホトトギスの鳴き声の意味ですが、これも「求愛」と「縄張り宣言」の両方があるようです。
 時間があるときに、もう少し正確な情報を集めてみましょう。