啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

2013-06-25から1日間の記事一覧

諦観を超えた社会不安

誰かが何かをしてくれるという当てのない幻想が崩壊したとき、やりばのない不満が社会不安に繋がっていくことを恐れます。 しかし、みんなで考えて、しっかり実行すれば必ず解決の方向性が見いだせると思います。 国民の資産が国債という形に変換されたお金…

国内のグローバル化:移民政策の必要の議論

もっと突っ込んでいえば、日本人の少子化対策を十分に手が打てないとすると、「移民受け入れ」を真剣に考えざるを得ません。 日本人が海外に出ていって「グローバル化」をはかるのか、むしろ外国人を積極的に受け入れて自らこの国をグローバル化するのかを、決め…

貿易赤字の恒常化にみる人口減少問題

ならば、いままでの蓄積された資産を海外に投資して、その運用益でこの国の経常利益の黒字を維持していくのか?それならば、香港やシンガポールのような思い切った金融の規制緩和などの動きが必要となります。 もし「ものづくり国家」の建設という目標を維持さ…

財源確保と「グローバル化」

「財源ない。したがって、税金をあげるしかない。しかし、税金をあけるには収益のあがる経済活動、特に企業も勤労者も収益が分配される経済活動が必要。」という論理構造は正しいのですが、どこかに大きな前提が欠如しているように思われます。 「オフショア」と…

ブラジルのデモにみる「政策選択」の重要性

ブラジルで、簡単に言えば「サッカーのワールドカップで巨大な財政支出をするくらいなら、もっと大切な勤労者の所得があがる経済政策や社会の治安が保たれるような政策にお金を使え!」という大規模デモが発生しています。 たしかに、気がつくと、日本でも限ら…

自宅介護と誰も看取れない「看取り」

一方、大都会の一局集中に加えて少子化の波が、地方の過疎化に拍車をかけます。つまり、地方の著しい人口減少だけでなく、若い人達が地方にあまりいなくなるという先の見えない人口構造が発生してきたのです。 このような状況のなかで、いくら医療や介護の費…

核家族化

日本の核家族化が進んでかなりの時が経っています。元来、二世代が同居する二世帯住居は普通で、三世代が同居する大家族も珍しくなかった時代がありました。教授の子供の時代は、そんな時代でした。 次第に、当時の若い働き盛りの世代が大都会に向かい、大都…