啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

(火) 「戦略的忍耐」とは?

 米国のバイデン新政権では、対中政策として「戦略的忍耐」を用いるというニュースが出ていました。確か、オバマ政権時代にこの政策がとられたように記憶しているのですが、これが何を意味するかを正確に調べてみました。もともとは、米国の対北朝鮮政策に関するものであったようです。

https://jp.reuters.com/article/usa-biden-china-idJPKBN29U2EP?feedType=mktg&feedName=&WT.mc_id=Newsletter-JP&utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=Weekday%20Newsletter%20%282021%29%202021-01-26&utm_term=NEW:%20JP%20Daily%20Mail

 

なかなかこの用語を解説している記事が見当たらなかったのですが、次のブログは著者(チョ・ギウォン氏: 国際ニュースチーム長)の意見が色濃く書いてあるものの、非常に分かりやすく「戦略的忍耐」(Strategic Patience)が説明されていたので、この著者の意見とともに重要部分を引用させていただきます。

 

 「戦略的忍耐という言葉は、2009年にヒラリー・クリントン国務長官(当時)が「戦略的忍耐を持って(北朝鮮に)接近中」と述べたことに由来する用語で、これまで「非核化について、まず北朝鮮が行動に出なければ、米国も手を差し伸べない」という意味として解釈されてきた。しかし実質的には、米国が北朝鮮の核問題を放置して「戦略的受動性」政策になったという批判を受けた政策だ。」

「2013年に米国のジョン・ケリー国務長官(当時)は、北朝鮮が行動しなければ補償はないという基調を再確認したことから、米国の政策は「戦略的忍耐」ではなく「戦略的非忍耐」だと表現されたこともある。  このように「戦略的忍耐」政策は多くの批判を受けた政策のため、バイデン政権が政権発足後すぐにこの政策への復帰を明らかにすることは容易ではない。」

「  しかし、バイデン政権の政策の最優先課題は朝鮮半島問題ではないだろう。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策や低迷する経済状況のような、解決すべき国内の課題も山積している。「戦略的忍耐」という言葉を再び使うことはなくても、バイデン政権の北朝鮮核問題への関与と関心は徐々に縮小していく可能性がある。元国務省核非拡散担当次官補代理のマーク・フィッツパトリック氏は最近、「おそらく韓国が、バイデン政権初期に、北朝鮮に関する問題を主導するだろう。なぜなら、文在寅(ムン・ジェイン)政権が焦りを感じているからだ」と述べたと「ボイス・オブ・アメリカVOA)」は伝えている。バイデン政権が「戦略的忍耐」ではなく「積極的対北朝鮮政策」を進めるよう促すには、当事者である韓国が進展の可能性を示すという、難しい努力をするほかない。来年の東京五輪を機に対話の機会を作ろうという話も、そのような努力の一つと思われれる。」

 

引用:

[コラム]バイデン政権は「戦略的忍耐」へと回帰するか(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース

 

(月) 雪に包まれた富士山

 日本からの便りによりますと、富士山のほぼ全体が雪に包まれて、その美しい勇姿が綺麗に見えたと複数の筋から伝えて来てくれました。そして、その写真も送って来てくれましたので、その一つをここに掲載させていただきます。

 

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  なお、初冠雪は例年9月20日ごろとなっているようです。

参考:

https://www.at-s.com/sp/news/article/special/etc/258909.html

(土) 「電源コンセント口」は英語で何?

 サウジの家の2階の洗面台やその周りの電気関係がほとんど全て使えないことに気づきました。というか、日本からこちらに戻ってすぐに気づいてはいたのですが、現地でも1週間の隔離期間が課せられるので、その最終日にpCR検査を受けて陰性であれば自由になれるので、その隔離期間が終わるのを待って、しかも仕事がお休み時を待っていたら、本日に修理をお願いする絶好の機会が来たということになりました。

 ということで、ハウス・メインテナンス・チームという修理専門部署に来てもらえるように、「よろず相談窓口」に電話をすることにしました。そこで、「電源コンセント口は英語でなんだっけな?!」と肝心のキーワードの英語訳を忘れていることにキーワード付き、慌ててインターネットで検索をかけました。

 そう、そうです、以下のように見事に一発で出てきました。

Power outlets (米語)

power sockets (イギリス語)

さすが、これで「よろず相談窓口」に電話したら、一発で分かってくれました。

 すぐにチームがやって来てくれて、家のその周辺を担当するブレーカーが落ちていたことが集中配電盤から分かり、それをオンにしてもらって、一件落着となりました。どうも教授が日本からサウジ到着の数日前に珍しく雨が降ったようで、それで「ショート」したんだろうとのことでした。

 一件落着!

 

参考:

https://talking-english.net/consent-concent/

 

 

(金) 一瞬で不安をしずめる!

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 知己の新聞記者の人から最近勧められた本がこれ!

高田明和著「一瞬で不安をしずめる〜名言の知恵」(成美出版社刊)

 このコロナ禍の状況で鬱 (コロナ鬱)を発症する人が多くなっていることもあって、この本が 非常によく売れているそうです。

 著者が気に入った名言が解説とともに並べられており、どのページからも読めるようになっていて、確かに便利に直ぐにこの本から勇気をもらうことができます。

 確かにお勧めです。

 

(木) サウジアラビアの大学KAUSTのキャンパスの美しさ

日本からサウジアラビアに戻り、1週間の隔離期間も終えて通算10回目のPCR検査も無事に陰性で、本日2021年1月21日から自由の身となりました。

 早朝に日課のウォーキングに出かけると、いつも以上に素晴らしい青空に美しい雲が戯れるように綺麗に浮かんでおり、思わずシャッターを切って写真を撮りました。また、サウジアラビアというのに緑に満ちたこの大学のキャンパスは実に美しいです。それもそのはず、早朝に多くの作業員が毎日キャンパスの手入れを行なっているからです。

 日本では、コロナ禍の悪化で非常事態宣言が出されて、都や主要な県では医療崩壊の危機に直面していると言われています。そして、日本の場所にもよりますが、寒い毎日が続いていると思います。この現地の美しい空とキャンパス写真を載せますので、是非これを見て元気を出してください。コロナ禍に負けずに一緒に頑張りましょう!

 

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(木) バイデン新大統領の就任式演説

日本時間の午前2時頃から、サウジアラビアの現地時間の午後8時頃から、ロイター電のリアルタイムの実況中継でバイデン米国次期大統領の就任式を見ていました。

 気づいたことが2つあります。

 一つは、メディアの事前報道の通りに、トランプ大統領はこの就任式に出席していませんでしたが、ペンス副大統領は出席していました。ペンス副大統領のこの出席は、議会に自身の支持派を差し向けるように扇動したとされるトランプ大統領とは一線を画したことになり、大きく傷ついた米国民主主義の象徴の多少なりとも「救い」になっているように思いました。

 もう一つは、バイデン大統領の就任式演説ですが、2派に分断された米国を「United」のままに統一することが大事だと力説していたのは分かるとして、「disagreement 」(不合意: 合意できないこと)を認めて一緒にやろうと言っていたのが印象的でした。ここでも議会が暴徒によって一時占領されたことについて、「こういうことは今日もなかったし、明日もないし、将来に亘って決して決して絶対にない!」と叫ぶように言っていたことから、米国政治の歴史に残るほどの大事件であったことが読み取れました。

 バイデン大統領の意気込みが直に伝わってくる演説ではありましたが、画期的な名演説となる名文句が一つも出てこなかったことが残念でした。

 トランプ大統領の就任式でのキーフレーズが「America First!」だったとすれば、バイデン大統領それは文字通りの「UNITED America」ではなかったかと思います。

 なお、レディガガさんの米国国家の独唱は期待通りでしたが、ジェニファー・ロペスさんが歌った「The Land is Your Land」という歌は、迫力に満ちた熱唱で「The Land was made for you and me 〜🎶」のフレーズは、心に残るものでした。


(参考引用)

http://www.magictrain.biz/wp/blog/2018/09/16/我が祖国-this-land-is-your-land-歌詞和訳-ウディ・ガスリー/


 

 

(水) mRNAワクチンの成功の秘訣: 塩基Uを類似体に変えていた!

ファイザー社と独ビオンテク社のmRNAワクチンは(モデルナ社のも創のようであるが)、どうしてワクチンとして効くかというと、専門的には2つの謎を解かねばなりません。

 一つは、RNAはDNAに比べるといっぱんに壊れやすく、mRNAも例外ではありません。このため、-80℃以下や-20℃以下での冷凍保存輸送が必要なことはうなづけます。しかし、いくら脂肪のナノパーティクル(ナノ粒子)でmRNAを包んでヒトの体内細胞に入れたところで、その粒子から出てきたらすぐに分解されたり壊れたりして、リボゾームまでたどり着いて安定的に組み込まれたウイルスと同じスパイク・タンパク質を発現させることは難しいと考えられます。

 もう一つは、ナノ粒子から出た外来のmRNAがヒト細胞に入るところや細胞の内で、mRNA自身が非自己として体内の認識の免疫システムに認識され、対象のウイルスと同じスパイク・タンパク質を発現させて免疫をつけさせる前に、このmRNAが免疫システムによって攻撃される可能性が高いと思われるからです。

 

 これら2つの難問を同時に解決させたのが、塩基Uを別の類似体に変えるという新技術で、その類似体が何かを発見したことでした。この画期的な発見は5年以上前になされており、これがわずか1年以内に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンを完成させるという画期的な成功に導いた秘訣の一つであったと言えるでしょう。

 また、このmRNAワクチンシステムは、対象とするウイルスのタンパク質の塩基配列の情報さえわかれば人工的に合成できるので、原則的には新型コロナだけでなくどんなウイルにも効くと考えられます。

 この画期的な塩基類似体の発見による新型コロナに対するmRNAワクチン開発は、故人的にはノーベル賞に値するのではないかと考えています。

 

(月) ゲノム情報をAIで大規模にデータマイニングする時代が本格化

2021年は、教授の分野で言いますと、ゲノム情報をAIで大規模にデータマイニングする時代が本格化に到来したと考えています。

 英語で造語をするとしたら、「Genomic AI Data Mining」(GAIDM)とかになるのでしょうか?たとえば、「ガイダム」とか呼ばれるような大きな手法に育って行きように思われます。

 そこに向かっていち早く準備をして、どんどん実証実験的な研究始めることが重要と思われます。

 

(火) サウジアラビアではワクチン接種が2020年12月から始まっていた!

サウジアラビアの日本人研究者の同僚がジッダ空港でワクチン接種を受けたという連絡をもらって、インターネットを調べたら、もう2020年12月にワクチン接種が始まっていました。

 それも、英ファイザーと独ビオンテックとが共同開発したワクチンで、日本も契約しているものです。


https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2020/12/post-95215.php?page=1


どうして日本ではワクチン接種がまだ始まらないのだろう?そう思うのは教授だけではないと思います。

 早く日本もワクチン接種が始まると、希望も見えてきるように思います。


(日) 公案(こうあん)とは?

本日、2021年1月3日午後3時に、かねてから会見をお願いしていました禅寺の老師からあってもいいというご連絡を知人の方を通してありましたので、その知人の方とご一緒にその禅寺を午後4時から訪問させていただきました。約2時間にわたる「禅問答」でした。

 現在91歳になられる老師は非常にお元気そうでで、いわゆる「禅問答」が始まりました。その中で老師のお言葉にたびたび出てくる「公案」という言葉を調べてみました。

Wikipediaには、以下のように説明がありました。

公案(こうあん)

  1. 中国で、古代から近世までの役所が発行した文書。調書裁判記録・判例など。唐代の通語に由来する。
  2. 禅宗において雲水修行するための課題として、老師(師匠)から与えられる問題である。この項目で記述する。」

公案(こうあん)とは、禅宗で修行僧が参究する課題である。日本では昔から1千7百則とも言われ、法身、機関、言詮、難透などに大別されるが、その他に様々な課題がある。内容はいわゆる禅問答であって、にわかに要領を得ず、解答があるかすら不明なものである。有名な公案として「隻手の声」、「狗子仏性」、「祖師西来意」などがある。

 例: 両手を叩くと音がする。では片手の音とはなんだろう。(隻手の声)

禅道修行を志し、各地にある専門道場と呼ばれる養成寺院に入門した雲水は、公案を与えられ、これに取り組むことになる。数年間の修行中は僧堂で坐禅をしたり、寺の業務に従事しながら毎日、多い時には日に数度も、老師のもとに呼び出され、回答を求められる。思考の限りを尽くしてもそのたび老師に追い返され、なおも回答の提出を求められて懊悩する日々の生活は、きわめて厳しい。その過程を禅修行とする禅風を看話禅と呼び、臨済宗黄檗宗、韓国の曹渓宗看話禅に属する。近世には一定の数の公案を解かないと住職になれない等、法臘(年数)の他に僧侶としての修業度を表す基準ともなった。」

引用:

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/公案

 

(金) 2021年(令和3年)明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。

いよいよ2021年(令和3年)の幕開けです。

 現時点で、拠点としていますサウジアラビアもすでに年が明けていますが、ようやくアメリカで年が明けてきたところかと思います。

 皆様、昨年はこのブログを読んでいただきまして、どうもありがとうございました。毎日書き続けねばと思いながら、動静の変化が激しい毎日の出来事になかなか追いつけず、空白の日々が多くなってしまいました。

 それでも、過去を振り返りながら(retrospectively)埋めれるところは埋めながらも、なんとか今年も頑張って書いていこうと思いますので、今年もどうかよろしくお願い致します。

(水) spac (スパック)上場人気のもつ米国資本市場の可能性とリスク

「spac」(スパック)と言われても、「何のことやら?」という感覚の人達が多いと思います。これは、「spc」と言われた「特別目的会社」の意味から紐解く必要がありますが、ソフトバンコ・ホールディングがよくやって会社買収している方法という方が分かりやすいのかも知れません。

 もともと、不動産などを証券化して、より大きな資金を集めるために合理的に作るペーパーカンパニーがspcと略される特別目的会社だったのです。しかし、現在では新規上場前のベンチャーカンパニーが通常の面倒なIPOプロセス(新規上場プロセス)を経ることなく、上場した特別目的会社(今はspac(スパック)という)に買収してもらって、実質的な上場を果たすことが、米国の市場で非常に人気化しているのです。

 ご存知のように、「ジャブジャブ」というより「超ジャブジャブ」となったコロナ禍に起因する経済対策の有り余ったお金は、世界の株式市場の価格を驚異的に押し上げてきただけでなく、金相場にも資金が浸透して金価格も高騰してきています。そして、金あまりでの投資先は新規上場(IPO)するベンチャー会社だけでは物足りず、どのベンチャー会社を買収するか分からない新規上場したスパック(spac: 特別目的会社)に多くの投資が米国資本市場ではなされている現実があります。

 このspac(スパック)方式ならば、IPOできていないベンチャー会社が素早く巨額な資金調達を可能にして事業の社会実現を早期に図るというメリットがある一方で、実質を伴わないスパックの横行というか、実力のないベンチャー企業も資金調達だけは手っ取り早くできるため、結局は投資が無駄になるリスクも大きくなるという危険性を孕んでいるのです。このspacの人気化は、英国でも起こっており、日本市場においても影響を与えるものと思われます。

 

 

stonline.io

 

(月) 忘れてはいけない米国上院選挙

 米国の大統領選挙でバイデン候補が次期大統領になるという現実的な状況の中で、米国の大きな政治的な課題が次期政権の主要閣僚や主要国の大使の人事に移行してきてはいますが、まだ上院の最後の2席の議席数が決まっていません。

 「共和党vs民主党」が現時点で「50議席vs48議席」なので、2021年1月5日に予定されている米国ジョージア州上院議員2議席の決戦投票の結果が大いに気になるところです。

 次期大統領が民主党候補で、下院の多数を民主党が占めていますので、これで上院で民主党が互角となると、全米がいわゆる民主党色に染まってしまう「ブルーウェーブ」が完成することになります。ただ、投票前調査によりますと共和党有利という予測が出ているので、大方の見方は「上院は共和党が多勢」になるということのようです。

 一方、他の州からこの選挙のためだけにジョージアに引っ越したり、他の州で上院選挙に投票した人がジョージア州に移動して再び上院選挙に投票するという動きがあるという指摘もあって、その投票結果によっては一悶着がありそうな感じもあります。

 「ブルーウェーブ」の完成となると、大増税が高額所得者に起こるのではないかという懸念もあって、世界経済の牽引車的役割の米国経済の行方を市場関係者などを中心に見守っているという状況のように思います。

 

 

(日) 10兆円研究支援ファンドの行方

 2020年10月日に、文部科学省は研究支援のための10兆円ファンドを2021年度に創設するということで概算要求を行いました。(注を参照のこと)

 このファンドは非常にいい考え方と思われますし、是非とも実現させて欲しいと思います。

 一方、「若手」と言われた任期付きの助教や准教授の方々が、再延長されない期限の10年を迎えてくると同時に、多くが年齢的には40歳代に突入する世代となりますので、人事的にはいよいよ正念場を迎える時が来たように思います。

 団塊の世代の教授層が退職を終えて、多くの教授ポストの新規募集の波が起こるかと期待されたのに、多くの大学はポイント制による人事募集の順番性が定着して、結局は毎年漸減して複利的に減少する運営交付金に対応するために、多くの教授ポストが廃止に追い込まれたものと思われます。このため、昇進して安定的な研究ポジションに着くことが非常に困難になってきているように思われます。

 この10兆円ファンドの投資を成功させて、その果実を幅広い大学において多くの研究者のポジション確保に振り向けられるといいように思います。人事も「将来への投資」ですので、我が国における研究者の継続的な確保は「待ったなし」の重要課題だと思われます。

 

注) 2020年10月1日09時38分 朝日新聞デジタル

「大学の研究支援のファンド、政府が創設へ 10兆円規模」の見出し

大学の研究や若手の育成を支援する最大10兆円規模のファンド(基金)を政府が来年度にも創設する。将来的に年数千億円の運用益を目指し、研究費や若手の待遇改善に充てる方針。文部科学省が来年度予算案の概算要求に盛り込んだ。」

「発表では、基金は国が資金を拠出し、運用機関に委託して国内外の債券や株式などに投資する。運用額を段階的に増やし、10兆円規模を目指すという。ただ、運用益が出て配分できるまで数年かかりそうだ。」

 「支援対象は、東京大や京都大といった国際的に高い研究力がある大学。実験機器の購入やデータの管理といった研究インフラの整備、若手研究者の育成、スタートアップ拠点の整備などに使うことを想定する。」

 

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASNB132VBN9YULBJ00M.html%3Fusqp%3Dmq331AQQKAGYAeHVs9HUl4TgJbABIA%253D%253D