啐啄同時

若手研究者を応援するオヤジ研究者の独白的な日記です。

「坂田三吉 将棋じゃ泣かぬ、可愛い小春のために泣く」(王将・夫婦駒)

昭和40年(1965年)3月から始まり翌年の昭和41年(1966)4月に終わる連続テレビドラマ「王将物語」の主題歌「王将・ 夫婦駒」を石原裕次郎さんが歌いました。長門裕之さんと藤純子さんが三吉と小春を演じるということですが、もちろん、教授にも少し古すぎてリアルタイムでの記憶もありません。

  このように「王将・夫婦駒」は大変古い歌ですが、どこかノンビリした雰囲気というか味があって、ゆっくり聴くにはいい歌です。

  この歌詞の以下のような将棋の有名な指し手のような文句が出てきます。

 

「🎶暴れ槍ならどろんこ桂馬〜」、

「🎶乱れ角なら向かえ飛車〜」

 

  しかし、将棋に精通した人達でも、この歌詞にあるような指し手は実戦にはなく、歌の内容に合わせて虚構の指し手だろうと言われています。

  歌の調子がいいだけに、虚構指し手というのが残念ではありますが、テーマは「夫婦愛」なので、この指し手はどうでもいいのかもしれません。しかし、「酒や、鮭槍、酒持ってこい!」という近代版の坂田三吉像の歌詞より、この裕次郎版の方が少し救われたような感じがします。

 

参考:

https://games.yahoo.co.jp/qa/detail?qid=1493824894

http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-8587